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東京・根津神社の参拝完全ガイド|乙女稲荷の千本鳥居の向き・重文社殿・つつじ苑・御朱印 (2026)

作成:Omikuji Japan 編集部
東京・根津神社の参拝完全ガイド|乙女稲荷の千本鳥居の向き・重文社殿・つつじ苑・御朱印 (2026)

「東京の真ん中に、江戸時代・宝永3年(1706年)の総漆塗り社殿7棟が奇跡的にそのまま残る鎮守の杜があります。朱色の千本鳥居を北から南へくぐり抜け、池に張り出す乙女稲荷と権現造の本殿へ手を合わせるとき、三百年の祈りが静かに現代の心を清めてくれます。」

東京・谷根千(谷中・根津・千駄木)散策の要衝に鎮座する根津神社(ねづじんじゃ)は、約1,900年前に日本武尊が創祀したと伝わる東京十社の一社です。第5代将軍・徳川綱吉が造営した国指定重要文化財7棟の壮麗な権現造社殿と、西側の斜面に連なる乙女稲荷神社の千本鳥居、春に約100種3,000株が咲き競うつつじ苑で国内外から高い人気を集めています。一方で「いきなり千本鳥居だけ歩いて帰ってしまう」「北と南のどちらからくぐるのが縁起が良いのか迷う」「季節で変わる唐門や授与所の閉門時間を逃す」といった失敗も少なくありません。本記事では、公式由緒と境内の正確な空間配置に基づき、表参道・楼門から本殿、駒込稲荷・千本鳥居・乙女稲荷までを巡る正式な参拝順路と授与情報を徹底解説します。

この記事の要点:東京・根津神社を参拝する4つの重要知識

  • 江戸期の重要文化財7棟が完存:宝永3年(1706年)に第5代将軍・徳川綱吉が造営した本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門の7棟すべてが震災と戦災を免れ、国の重要文化財に指定されています(楼門は都内の神社で唯一現存する江戸期の楼門)。
  • まず表参道から「本殿」へ、次に西側の「千本鳥居」へ:南の表参道から神橋・楼門をくぐり、左手の手水舎で清めて唐門奥の拝殿・本殿へ参拝してから、境内西側の稲荷エリアへ向かうのが正式な礼儀です。
  • 千本鳥居は「北から南へ」抜けると邪気祓いに吉:北側の駒込稲荷神社側から千本鳥居へ入り、北から南へくぐり抜けて池畔の舞台造り「乙女稲荷神社」へ参拝する順路が、邪気を流し良縁を招く歩き方として親しまれています。
  • 季節で変わる唐門閉門(17:00〜18:00)とつつじ苑公開期間:唐門開門は朝6:00(閉門は季節により17:00〜18:00)、授与所は9:30から閉門30分前まで、つつじ苑の入苑公開は毎年4月1日〜30日のみ(入苑寄進料500〜1,000円)です。

江戸三百年の杜で心を整える参拝とあわせて、1日1回無料の伝統オンラインおみくじや、厄除け・良縁祈願の神前守護神札(デジタルお守り)もぜひご体験ください。

1. 根津神社とは?1706年徳川綱吉造営の歴史・五柱の御祭神と国指定重要文化財7棟

東京都文京区根津に鎮座する根津神社は、日本武尊による千駄木での創祀伝承を持ち、宝永3年(1706年)に第5代将軍・徳川綱吉が第6代将軍となる養嗣子・徳川家宣(綱豊)の生誕屋敷地に天下普請で現在の社殿群を造営して遷座した、江戸神社建築の最高峰を伝える東京十社の一社です。

主祭神として厄除け・防災防疫・和歌の須佐之男命(すさのおのみこと)、農耕・醸造の大山咋命(おおやまくいのみこと)、文武の誉田別命(ほんだわけのみこと)の三柱を祀り、相殿に縁結びの大国主命と学問の菅原道真公を併せ祀る五柱体制により、厄除け・除災招福・縁結び・学業成就・家内安全の幅広い御神徳で信仰されています。1931年および1956年の指定により、本漆塗りの本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀(全長約200m・地下8m基礎)・楼門の計7棟すべてが国指定重要文化財となっており、楼門向かって右側の随身像は水戸光圀(水戸黄門)がモデルと伝わるほか、神仏習合時代の「根津権現社」の名残である卍(捻じ万字)の社紋が今も社殿随所に刻まれています(権現造や神仏習合の背景は神社とお寺の違い・神仏習合ガイドを参照)。

2. 境内の空間配置と正しい参拝順路|表参道・楼門から本殿、千本鳥居(北から南)へ

根津神社の正しい参拝順路は、南側の表参道から神橋を渡って楼門をくぐり、すぐ左手(西側)の手水舎で清めて正面の唐門・拝殿(本殿)へ二拝二拍手一拝したのち、境内西側(向かって左手)の北端にある駒込稲荷神社から千本鳥居を「北から南へ」通り抜けて池畔の乙女稲荷神社へ参拝する流れです。

一

南の表参道から神橋を渡り、都内唯一の江戸期「楼門」で一礼して境内へ

根津駅方面から「元准勅祭」の社号碑が立つ南側の表参道へ入り、朱塗りの神橋(しんきょう)を渡って重要文化財の楼門をくぐります。楼門を抜けると左手(西側)に手水舎、右手(東側)に舞殿が配されているため、まず左の手水舎で両手と口を清めましょう(詳しい清め方は手水舎の正しい作法ガイド参照)。

二

平唐門をくぐり「拝殿・本殿」へ参拝し、願掛けカヤの木と東隣の授与所へ

透塀正面の唐門をくぐって拝殿の正面へ進み、有栖川宮幟仁親王揮毫の神額を仰ぎながら二拝二拍手一拝で五柱の神々に感謝を捧げます。唐門をくぐった左手(社殿左手前)には白蛇が棲み願いが叶うと伝わる御神木「願掛け榧(カヤ)の木」が立ち、透塀の東隣(向かって右手)に授与所が隣接しています。

三

北側の「駒込稲荷神社」から千本鳥居を「北から南へ」抜け、舞台造りの「乙女稲荷神社」へ

本殿参拝後、透塀西側の西門(棟門)方面から境内西側エリアの北側にある駒込稲荷神社(徳川綱重屋敷の守護神・葵紋入り)と徳川家宣公胞衣塚へお参りします。そこから朱色の千本鳥居を「北から南へ」くぐり抜けることで邪気が祓われると伝わり、トンネル途中の錦鯉が泳ぐ池を見下ろす舞台造りの乙女稲荷神社(倉稲魂命・古称「穴稲荷」)で縁結びや商売繁盛を祈願します(鳥居の神道的意味は鳥居の意味と種類ガイド、稲荷信仰はお稲荷様と白狐ガイド参照)。

3. 春の「文京つつじまつり」(4月1日〜30日)|約100種3,000株のつつじ苑と入苑寄進料

境内西側の斜面に広がる約2,000坪の「つつじ苑(つつじヶ岡)」には約100種・3,000株のツツジが植栽されており、毎年4月1日〜4月30日の「文京つつじまつり」期間中のみ開苑(9:00〜17:30※初日4月1日のみ11:00開苑、入苑寄進料500円〜1,000円※開花状況や年度により設定、12歳以下無料)されます。

  • 早咲きから遅咲きまで1か月間リレー開花する名園:徳川綱重が屋敷の庭に館林からキリシマツツジを移植した歴史に始まり、豆粒ほどの小さな花を咲かせる希少種フジツツジ、風車のような花弁のハナグルマ、黒みを帯びたカラフネなど約100種が早咲き・中咲き・遅咲きと順番に色づきます。小高い苑内から重要文化財の楼門と朱色の千本鳥居を見下ろす構図は4月の開苑中だけの特権です。
  • 4月以外の通常期も境内・千本鳥居は無料参拝可能:5月〜翌年3月はつつじ苑内の遊歩道には入れませんが、外周の参道や乙女稲荷神社の千本鳥居、重要文化財の社殿群は通年参拝無料で落ち着いた雰囲気の中お参りできます(夏は7〜8月の「夏詣・かざぐるま祭り」、9月21日前後は天下祭の伝統を継ぐ例大祭、土日祝は森鴎外旧居を移築した「舞姫の家」拝観料300円も見どころです)。

4. 3種の御朱印(根津神社・乙女稲荷・駒込稲荷)・おみくじ・厄除け粽と授与時間

透塀東隣の授与所(受付9:30〜閉門30分前)では、根津神社・乙女稲荷神社・駒込稲荷神社の3種類の御朱印(初穂料各500円前後、季節限定の切り絵御朱印は1,000円前後〜)をはじめ、通年授与の厄除け粽(ちまき)札、自身の干支を持つ干支身代わり守、各種おみくじを拝受できます。

  • 三社それぞれの御朱印と季節の重ね切り絵御朱印:有栖川宮ゆかりの格調高い墨書と「元准勅祭十社之内」の朱印が押される本社御朱印に加え、乙女稲荷・駒込稲荷の御朱印も授与されています(混雑緩和のため書き置き授与が中心です。マナーは御朱印の集め方とマナーガイド参照)。
  • 干支身代わり守・厄除け粽札とおみくじ:根津神社の「干支の身代わり守」は今年の干支ではなく自分自身の生まれ年の干支を受けることで災厄を身代わりに引き受けてくれる守護品です。玄関先に祀る須佐之男命ゆかりの「粽札」もつつじまつり期間に限らず1年を通じて授与されており、参拝後に引くおみくじの読み解き方はおみくじの順番と意味完全ガイドもあわせてご覧ください。

5. 根津神社の季節別開門・授与時間・初穂料・最寄り駅(根津・千駄木・東大前)アクセス一覧

根津神社(東京都文京区根津1-28-9)は東京メトロ千代田線「根津駅」「千駄木駅」および南北線「東大前駅」の3駅からいずれも徒歩約5分でアクセスでき、唐門の開門は通年6:00、閉門は季節により17:00〜18:00(授与所は9:30〜閉門30分前)となっています。

社名・社格 根津神社(ねづじんじゃ/旧称:根津権現社・元准勅祭社・東京十社)
御祭神 主祭神:須佐之男命・大山咋命・誉田別命/相殿:大国主命・菅原道真公(境内社:乙女稲荷神社・駒込稲荷神社)
唐門・授与所時間 唐門開閉:3〜9月 6:00〜18:00/2月・10月 6:00〜17:30/11〜1月 6:00〜17:00
授与所(御守・御朱印):9:30〜閉門30分前(11〜1月は16:30終了)
拝観料・初穂料 境内・千本鳥居参拝:無料/文京つつじまつり期間(4/1〜4/30)つつじ苑入苑寄進料:500〜1,000円/通常御朱印:約500円
所在地・アクセス 東京都文京区根津1-28-9(東京メトロ千代田線「根津駅」「千駄木駅」徒歩5分、東京メトロ南北線「東大前駅」徒歩5分、都営三田線「白山駅」徒歩10分)

夏目漱石や森鴎外も氏子として散策した文京・谷根千の静かな下町で、300年前の権現造社殿と朱色の千本鳥居が調和する根津神社。冬の夕方は16:30に授与所が閉まるため午後の早い時間帯までに訪れ、東京のおすすめ神社厳選ガイドや神社の正しい参拝マナー完全ガイドとともに心穏やかな江戸古社巡りをお楽しみください。

よくある質問

根津神社「乙女稲荷神社」の千本鳥居はどちらの向きからくぐるのが正しいですか?
まず南側の表参道から神橋・楼門を通り、左手の水盤舎(手水舎)で清めてから唐門内の御本殿(拝殿)へ二拝二拍手一拝で参拝するのが正式な礼儀です。その後、西側斜面の北端にある駒込稲荷神社側から千本鳥居に入り、「北から南へ」通り抜けて池に張り出す舞台造の乙女稲荷神社(祭神:倉稲魂命)へお参りすると、邪気が祓われて良縁や商売繁盛に恵まれると伝えられています。
根津神社の7棟の国指定重要文化財と「文京つつじまつり」の開催時期・入苑料は?
宝永3年(1706年)に第5代将軍・徳川綱吉が造営した本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門の計7棟すべてが震災や戦災を免れて現存し、国指定重要文化財に指定されています(楼門は東京都内の神社で唯一現存する江戸期の楼門)。西側斜面の「つつじ苑」には約100種3,000株のツツジが植えられ、毎年4月1日〜4月30日の文京つつじまつり期間のみ開苑(9:00〜17:30※4月1日のみ11:00開苑、入苑寄進料500〜1,000円、12歳以下無料)し、5月〜翌3月は境内・千本鳥居とも無料で参拝できます。
根津神社の御朱印・お守りの授与時間と最寄り駅からのアクセスは?
唐門の開門は通年6:00で、閉門は季節により異なります(3〜9月18:00、2月・10月17:30、11〜1月17:00)。透塀東側の授与所(根津神社・乙女稲荷・駒込稲荷の3種の御朱印各500円前後、自分の生まれ年の干支を選ぶ身代御守、厄除ちまき札など)は9:30から閉門30分前まで(冬季11〜1月は16:30終了)です。東京メトロ千代田線「根津駅」「千駄木駅」または南北線「東大前駅」からいずれも徒歩約5分で到着します。

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